入会年月日:2011.01.25
昇段日年月日:2022.12.11
小学3年生の時、弟と一緒に入会。真面目にコツコツと稽古を重ねて順調に昇級。競技試合にも積極的に出場。昇段二次審査ではメンタルの弱い部分が出て再審査。挫折を味わいながらも周囲に支えられ克服。心の強さを身に付け、保育士という激務の中、昇段を果たす。今後は女子部のリーダーとして道場を盛り立てていってもらいたいと思います。
さらに挑戦し続け、自分自身を高めていきたい。
小学三年生の時に「強くなりたい」と思い倉敷道場の見学に行きました。楽しそうな雰囲気に魅了され、弟と一緒に入会を決めました。入会してからは先生や先輩方のする突きや蹴りなどの動作がとても格好良く、早く自分も出来るようになりたいとの思い毎週欠かさず稽古に参加し、家に帰ってからも見よう見真似で練習しました。このようにして稽古を重ねて順調に昇級していきました。
緑帯になった時始めて型試合に出場しました。結果は五位に入賞しましたが、弟は準優勝だったたこともあり、あまり喜べませんでした。それ以降も出場しましたが、入賞ばかりで思い悩むこともありました。
組手試合に初めて出場したのは黄色帯になったときでした。一回戦は勝てたのですが、二回戦で茶帯の人とあたり経験の差か、とても強かったことを覚えています。それからも数々の組手の試合に出場しました。優勝した経験もあれば、同じ相手に二度負けたりもしました。
競技試合での経験を通じて自分に必要なものが解りました。精神面(メンタル)を強くすることです。稽古に真剣に取り組んでいても試合当日になると、自信がもてず、「負けてしまうかもしれない、勝てない」とばかり考えていました。その為相手に合わせたり、相手のペースのまま終わっていました。試合が終わったあと、応援してくれていた先生方、先輩方、仲間や家族に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。さらに自分の実力が出し切れていないことにも不満を抱えていました。
昇段一次(伝統技)審査を受けるにあたり、教わったことを何となくするのではなく、動作一つ一つに疑問を持ち、先生方に尋ねたり自分なりに考えて練習するようになりました。また、型の動画を撮影して、先生方に見て頂いたり自分で客観的に見て改善していき合格することが出来ました。
二次(組手技)審査を受けた時は、組手で気持ちの弱さが出てしまい再審査となりました。そのようなとき先輩方から「組手で相手に合わせてはいけない」「強い気持ちを持って組手をするんだよ」と言われました。それを聞いて強い気持ちを持って挑むことの大切さに改めて気付きました。
再度、二次(組手)審査を受けるにあたり、先生方や先輩方、仲間に支えていただきながら、強い気持ちを持って稽古に励む中でこのメンタルとすこしづつ向き合うことが出来ました。また、稽古以外の時間にも走り込みや筋トレをして体力をつけたことでそれが稽古に活かされ自信を持てるようになり、自信を持って組手をすることが出来るようになりました。一週間後の結果発表で合格となりました。ここまで来られたのは何度失敗してもそのたびに丁寧に指導してくださった先生方や先輩方、一緒に稽古に励んだ仲間、いつも支えてくれた家族がいたからこそだと思っています。心から感謝しています。これからも子の経験を活かして、さらに挑戦し続け、自分自身を高めていきたいと思います。