指導体制
人間形成と人間教育を目的として
NBMA「日本武道人育成会」は、日本の武道文化を学び探究し、その修錬を通じて「人間形成と人間教育」を目的しています。
具体的には「武道・徳育・礼法・護身・健康」の5つの学びと鍛錬をテーマに道場生一人一人の人間的な成長と可能性を高める活動(稽古指導)を行っています。
師範会
NBMA「日本武道人育成会」極真会館岡山県本部は、日本の武道文化を学び、探求し、その修練を通じて人間形成と人間教育を行う団体です。
師範会は、昇級昇段者の認定、指導員の育成、道場の運営指導や各種競技会の開催を支援することを目的として設立されました。
師範会では道場内における情報の交換、技術の向上、相互扶助等、指導員と道場生との友好な関係を築き未来へと続くための組織作りに尽力していきます。
道場の雰囲気は指導員の人間性、つまり指導者の意識(使命と責任感/心のあり方/考え方)・人格や人柄、そして言動や立ち振る舞いが反映されます。
私達指導者は自らを律し道場生の良きお手本として、自分自身の稽古も怠ることなく、気力、体力を養い、社会に貢献できる人材となれるよう努めていきます。
そして、指導者と道場生の互いが信頼と尊敬のできる人間関係を築き、より良い道場へと発展して行くことを目指します。
会長師範
中川 幸光 (なかがわゆきみつ)
生年月日:1961年9月6日
段位:六段
武道(空手)の稽古においては、直接打撃制(極真空手)の技法を、老若男女問わず、誰もが安全に安心して稽古に参加できるよう「動作合せ法と軽打法」というシンプルで分かりやすい2つの稽古方法で行います。
また、少年部には道徳心を養うことを目的とした「とくいく論語」、礼法は空手式礼法と併せて、実生活で行う「日本式礼法」も行っています。
そして、自分の身は自分で護るという護身という意識。「いじめ問題やネット犯罪、詐欺、暴行等」小さな子供から女性やお年寄りに限らず、一般の男性にも身近に危険な犯罪やトラブルが多く発生する時代です。
そのような時に、自分を見失うことなく毅然と勇気を持って行動できるようになりたいと誰もが思っています。
その一歩は自分自身の心と体を鍛えることから始まります。
鍛えることで少しの自信、小さな自信が、やがて大きな自信となり、人は成長し変わっていくことができます。
そして5つ目は健康です。
「心身一如」、肉体と精神は一体のもの、心と体は繋がっていて、心の不調が体に影響を及ぼし、体の不調が心の不調を招いたりします。
日々の生活をするのも仕事や娯楽を楽しむのも心身共に健康でなくてはなりません。
また、年齢を重ねて行く中で健康であることが、もっとも大事なことでもあります。
つまり、本会のこうした活動目的は、多種多様な形で日々の生活を送っている多くの道場生の個性や目的を大事にしたいと考えているからです。
私達のような多くの武道団体、道場では、競技大会(試合)での優劣や強さを求めて稽古指導を行うのが通例です。
競技目的の稽古指導や大会に参加し経験を積むことで自分に自信が持てるようになり精神的にも強くなることもできますが、しかし、そういった稽古指導の弊害も多くあるのも事実です。
競技試合に勝つことだけが目的となり目標となれば、指導する側もされる側も偏った稽古指導を行い、勝利すれば自信を持てるようになり負ければ自尊心を失うといった短絡的な稽古指導になってしまいます。
ところが多くの人は、競技大会(試合)に重きを置いた稽古指導を求めているわけではありません。
人間的に芯の強い人になりたい、礼節や礼儀作法を学びたい、いざという時に自分の身を守れるようになりたい、いつまでも健康でいたいといった、「人が正しく強く生きるため人間性と人間力を養うこと」を目的とした人がほとんどです。
そういったことから、本会本道場では、「人間形成と人間教育」を理念とした稽古指導と活動を行っています。
代表師範
藤島 清彦(ふじしまきよひこ)
生年月日:1966年11月4日
段位:伍段
平成二十年四月より、代表師範に就任致しました。
本道場では、『心を磨き人格を高め人としての正しい生き方を求める』という理念をもとに、精神修養、体力の養成、技術の研究を行い、社会との関わりも視野に入れながら、指導者と道場生が互いに修練を行います。競技試合での勝利に偏りがちな武道の世界ですが、当道場では昇級や昇段、競技試合への出場等は人として成長するための一つの手段として位置づけています。
修練の過程では自己観察、気付き、物事の判断力を養うこと等多くのことを学ぶ機会があります。伝統的な稽古と組手稽古の体験により自分自身の心体への理解を深めるとともに、今まで気づかなかった自分を発見し、人生の意義を見出すきっかけになって頂けたなら指導者として何にもまして幸いなことです。
今後とも皆様のご助言とご協力を賜りながら,道場の更なる発展と充実に努めてまいりたいと考えております。何卒宜しくお願い申し上げます。
准師範
池本 幸司(いけもとこうじ)
准師範/正審判員/正審査員
生年月日:1969年6月11日
段位:四段
空手の指導に携わるようになって20数年が経ちました。
時代の流れと共に社会環境や価値観、人の気質も変化し、空手を始める目的や、道場に求められるものも大きく様変わりしてきたように思います。
道場の理念である「人間形成と人間教育」を常に心に留めて、生徒一人一人と向き合い、目的に応じた稽古指導が出来るよう心がけています。
生徒にとって道場が居心地の良い空間となるよう、コミュニケーションを図り雰囲気づくりを大切にしています。
また、道場では稽古のみならず、審査会や競技大会といった新たな挑戦の場があります。
そういった場は、感性を磨き、自分の可能性を広げる貴重な体験となります。
一人でも多くの人にそのような素晴らしい経験をしてもらい、豊かで充実した人生を送る手助けができたらと思っています。
野崎 勝世 (のざきかつよ)
准師範/正審判員/正審査員
生年月日:1956年3月5日
段位:参段
私が極真空手に入門した当時は、格闘者としての強さの憧れから空手を始める人が多くいました。そして平成、令和と時代は流れ、それではいけないと中川会長師範が「格闘者としての強さではなく、「正しい考え、心の在り方」を基にした理念を掲げ、「人間教育」と「人間形成」を柱にした運営指導が行われるようになりました。
私自身が年齢を重ねて体力が衰えていく中、「力の空手」から「心の空手」への変化は、修行を続けていくための希望となりなりました。
今後も道場の理念に基づき道場生が空手を習って良かったと感じ取れるような指導を心がけたいと思います。
正指導員
準指導員
補助指導員
日本武道人育成会岡山県本部の道場では、補助指導員として沢山の中高生、大学生が指導に携わっています。多くは少年部から進学してきた生徒たちです。
自分が先生や先輩達から教わってきたことを後輩へ伝えることで、未来を担う次世代へ道場の理念が受け継がれています。
数多くの先輩たちが指導の経験を活かし、社会人として保育士や教員など教育関係の職場に就職するなど各方面で活動しています。
道場の雰囲気は指導員の人間性、つまり指導者の意識(使命と責任感/心のあり方/考え方)・人格や人柄、そして言動や立ち振る舞いが反映されます。
私達指導者は自らを律し道場生の良きお手本として、自分自身の稽古も怠ることなく、気力、体力を養い、社会に貢献できる人材となれるよう努めていきます。
そして、指導者と道場生の互いが信頼と尊敬のできる人間関係を築き、より良い道場へと発展して行くことを目指します。