生年月日:1961年9月6日
段位:六段
武道(空手)の稽古においては、直接打撃制(極真空手)の技法を、老若男女問わず、誰もが安全に安心して稽古に参加できるよう「動作合せ法と軽打法」というシンプルで分かりやすい2つの稽古方法で行います。
また、少年部には道徳心を養うことを目的とした「とくいく論語」、礼法は空手式礼法と併せて、実生活で行う「日本式礼法」も行っています。
そして、自分の身は自分で護るという護身という意識。「いじめ問題やネット犯罪、詐欺、暴行等」小さな子供から女性やお年寄りに限らず、一般の男性にも身近に危険な犯罪やトラブルが多く発生する時代です。
そのような時に、自分を見失うことなく毅然と勇気を持って行動できるようになりたいと誰もが思っています。
その一歩は自分自身の心と体を鍛えることから始まります。
鍛えることで少しの自信、小さな自信が、やがて大きな自信となり、人は成長し変わっていくことができます。
そして5つ目は健康です。
「心身一如」、肉体と精神は一体のもの、心と体は繋がっていて、心の不調が体に影響を及ぼし、体の不調が心の不調を招いたりします。
日々の生活をするのも仕事や娯楽を楽しむのも心身共に健康でなくてはなりません。
また、年齢を重ねて行く中で健康であることが、もっとも大事なことでもあります。
つまり、本会のこうした活動目的は、多種多様な形で日々の生活を送っている多くの道場生の個性や目的を大事にしたいと考えているからです。
私達のような多くの武道団体、道場では、競技大会(試合)での優劣や強さを求めて稽古指導を行うのが通例です。
競技目的の稽古指導や大会に参加し経験を積むことで自分に自信が持てるようになり精神的にも強くなることもできますが、しかし、そういった稽古指導の弊害も多くあるのも事実です。
競技試合に勝つことだけが目的となり目標となれば、指導する側もされる側も偏った稽古指導を行い、勝利すれば自信を持てるようになり負ければ自尊心を失うといった短絡的な稽古指導になってしまいます。
ところが多くの人は、競技大会(試合)に重きを置いた稽古指導を求めているわけではありません。
人間的に芯の強い人になりたい、礼節や礼儀作法を学びたい、いざという時に自分の身を守れるようになりたい、いつまでも健康でいたいといった、「人が正しく強く生きるため人間性と人間力を養うこと」を目的とした人がほとんどです。
そういったことから、本会本道場では、「人間形成と人間教育」を理念とした稽古指導と活動を行っています。