泉田道場が開設したのは2013年の3月、三浜、妹尾、野田、玉野といった岡山の南地区にある道場を結ぶ中継点的な意味合いを持つ道場として始まりました。会場の「岡山南ふれあいセンター」は、子どもからお年寄り、障害者の方たちが交流できるようにと運営されている施設です。当初は「大ホール」で稽古をしていましたが、2021年11月より同センター内の3階にあるプレイルーム(児童館)に会場を移して稽古を行っています。明るく清潔な室内は生徒達に好評で気持ちを新たににして伸び伸びと稽古を行っています。稽古前ロビーで待っていると、施設利用者の方から、「きちんと挨拶が出来る子が多いね」と声をかけてもらえたり、ふれあいセンター主催の講座で来た子が興味を持って見学したりと、地域との交流にも一役買っているようです。時間貸しのため入室時間はギリギリになりますが、『皆の衆、頼んだぞ』という藤島師範の言葉を合図に高学年が中心となり皆が協力して、ミットなど用具類の運搬、設置を手際良くしてくれています。予定通り所属以外の三浜、野田、西大寺、玉野といった広範囲の地域から参加する生徒も多く、稽古前は鬼ごっこをして走り回る元気な子供たちの姿を見て癒されています。幼年や初心者の指導は市川勝大（1級）が担当。指導を始めた当初は戸惑っていたようですが、最近は、力強い号令で皆をリードしてくれています。ふれあいセンター主催の講座やイベントが開かれた時は近くにある三浜道場で稽古を行いますが、それも良い気分転換になっているようです。