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日本武道人育成会 極真会館岡山県本部

昇段レポート

武田大河(津高)

2016年3月入会
2024
年9月22日昇段
小学2年生の時に津高道場に入会。真面目にコツコツと稽古を重ねて順調に昇級。少年部の補助指導や各イベントのスタッフとして道場を支えてくれています。組手に対しての苦手意識から組手再審査となったものの、それまで以上に筋力トレーニングや弱点克服の為の稽古を積んで昇段を果たしました。昇段までの経験は必ず今後の人生に活きてくるものと思います。有段者として良き後輩たちの模範となるよう一層修練に励んでもらいたいと思います。

 

 

 

私は友達が空手をしていて楽しそうだと思い、小学二年生の時に津高道場に入会しました。最初の頃は、片山先生の動きや並んでいる列の前の先輩達を見て真似をしていました。橙帯の時、先生に誘われて南方道場にも通いはじめ同世代の仲間たちと楽しく稽古をしながら昇級を目標に頑張りました。当時は目標を立てるのがとても苦手で、修練手帳に目標を書くことが出来ず何度も書き直しになり泣きそうになっていたことを思い出します。ただ、この経験によって、今では明確に、期限と結果がはっきりとわかる目標を立てることが出来るようになったと思います。

身近な目標として昇段(黒帯)は考えていませんでしたが、緑帯、茶帯になるにつれて周りの人が黒帯を目指して稽古したり先生方から「お前はいつ昇段するんだ?」と聞かれてるようになってから昇段について考えるようになりました。一次審査で伝統型があり、自分の型は機械のようだと周りには言われるし、組手には苦手意識があるので自分が黒帯を目標にしていいのかと、悩みました。そして行動しないよりは挑戦しようと思い、昇段に向けて意識を変えることにしました。家で柔軟を欠かさずしたり、稽古後は先生達に注意された部分の修正や体力づくりをしました。

私は伝統技の稽古が元々好きであり得意だったので、それまでの経験や知識、先生方の協力によって、すんなりと一次審査に受かることが出来ました。二次審査は苦手意識のある組手です。体力(スタミナ、筋力)が絶対に必要なので、食生活の改善や、ウエイトトレーニングなどに取り組みました。自分の組手の長所短所を考え、準備が整ったと思い二次審査に挑みましたが、結果は組手再審査。出来ることはしたはずだし、何故、結果が出ないのだろうと思い挫けそうになりました。

後日、何が悪かったのか組手の映像を見ながら自分で考察したり先生方からの助言をいただきました。それからは再チャレンジの二次審査を半年後と決め自分で目標をたてて、日々の稽古に打ち込みました。そして二度目の組手審査ではメンタル面、体力面も問題なく、苦手だった突き技や近間での体さばき、間合いの出入り等、自分のイメージ通りの組手が出来ました。そして共に練習に協力してくれた仲間、先生方の応援もあり合格することが出来ました。

白帯から今を振り返って、楽しかったこと、苦しかったこと、悔しかったことなど色んなことがありましたが、これまでの多くの経験と努力により一つの大きな目標を達成出来たと思います。これからも多くのことを経験し、苦難に直面するでしょうが、この経験を活かし、毎日真面目にコツコツと努力し、目標を達成していけるよう頑張りたいと思います。私が昇段できたのは自分だけの力では到底足りません。家族や仲間、丁寧に教えてくださった先輩、分らないことは解るまで指導してくださる先生方、多くの協力のお陰です。本当にありがとうございました。これからは他の人が困ったときには自分がもらった恩を返すような行動をしていきたいと思います。