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日本武道人育成会 極真会館岡山県本部

昇段レポート

三吉陸斗(南方)

所属:南方道場
入会年月日:2010.04.10

昇段年月日:2020.12.13
職業:高校生

以前空手をしていたというお父さんに勧められて小学1年生の時に入会。どちらかというと大人しく稽古では目立たないタイプでしたが、組手試合には積極的に参加。好成績を残しています。中学生の時は部活動とバランスとりながら稽古に参加。高校受験等で大変だった次期もありましたが、粘り強く努力を重ねて昇段を果たしました。これからは自分が学んだことを積極的に後輩に伝えてくれるものと期待しています。

~ 努力を続けることの大切さを学ぶ~

私が空手を始めたのは小学1年生の春でした。私の父が昔カラテをしていたことから勧められて、空手がどういった武道かも知らないまま南方道場に見学に行きました。道場に向かう車の中ではとてもワクワクしていて楽しみでしたが、道場に入ると、とても大きな気合が聞こえてきて、その瞬間に怖くなってしまい、泣いたのを覚えています。空手道場に入会した後も行くのが怖くて入口前の階段で泣いてしまい両親や先生、先輩方にとても迷惑をかけていました。

しかし、稽古にずっと通ううちに優しく指導してくださる先生や先輩のお陰で楽しく稽古に行けるようになりました。初めての審査では緊張や不安で体が全く動かず、三分の一ほどが「不可という評価でした。それから稽古の後に残って練習して、やっと新しい帯をもらった時は、今までにないほどの達成感や嬉しさがあったのを今でもハッキリと覚えています。その経験から努力することの大切さを知ることが出来ました。

 

初めて出場した組手試合では、緊張で体が動かず練習で出来ていたことが出来ないまま負けてしまいました。その日、家に帰ってすごく泣きました。それから以前にも増して練習をして、道場での稽古の質を上げるよう努力しました。そうすることで自信もついてきて組手や型の試合でも入賞できるようになりました。そして、ついに空手を始めた頃の一つの目標でもあった昇段の審査の誘いを先生からうけた後は空手を始めた中で一番努力をしたと思います。

結果は一次審査も二次審査も一回で合格することが出来ました。結果を見た時はとても嬉しくて、日々の稽古での努力や審査に向けての練習全てがこうして結果につながったのだと思いました。正しく努力することの大切さ、そしてそれを継続していくことの重要性を学べたと思います。

このような結果が出せたのは自分一人の力だけでないと思いました。どんな時も優しく相談にのってくれたり、忙しい時でも道場に送り迎えしてくれた両親に感謝の気持ちでいっぱいです。また、何度失敗してもその度に指導してくださった先生や先輩方のお陰で目標だった昇段審査を合格することが出来ました。

これから、黒帯を締めて稽古していくにあたって、私は今まであまり人に指導することが得意ではありませんでした。しかし、苦手意識を捨てて積極的に後輩を教えていき、後輩を引っ張っていく意識を持って練習に励んでいきます。

そして空手を始めて十年間毎回色々な時に支えてくれた両親といつも道場でたくさんのことを教えてくださった先生や先輩方いつもありがとうございました。これからは自分も空手を通して学んだことをたくさん人に伝えていける先輩を目指して頑張っていきます。