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日本武道人育成会 極真会館岡山県本部

昇段レポート

引地星空(高島)

入会年月日:2015.05.26
昇段年月日:2022.06.19
8歳時、お姉さんと一緒に入会。西大寺などの近辺の道場も積極的に参加して着実に上達していきました。黄帯や緑帯の頃にはプレッシャーを感じる場面で弱気になることも有りましたが、茶帯になってから克服。技以上に精神的な成長が見られました。昇段2次(組手)審査では、組手のみの確認となりましたが、気持ちを切り替えて挑戦。見事な内容で合格を果たしました。

 

 

 

私は小学3年生との時に、姉と一緒に空手を始めました。最初の頃は毎回の空手の稽古がとても楽しみで、順調に上達していきました。
初めて組手試合に出たのは小学三年生の時の春季交流試合でした。
一回戦は不戦勝でしたが、二回戦は相手が男子だったことで怖くなってしまい過呼吸で泣いてしまいました。何も出来ずに負けてしまったことがとても悔しかったです。組手試合に出ることが怖くなりましたが、それ以降も積極的に出場し男子との試合でも戦えるようになり入賞するなどして、自信に繋がりました。

私は組手よりも型の方が好きだったので、新しく型を習うと家でも動作の確認をしました。小学5年生の時には型試合で優勝することができてとても嬉しかったことを今でも覚えています。

中学生になると平日は七時間授業で土曜日にも授業があることが増え、空手に行く回数が減りました。また、新型コロナウィルス感染症が流行したことで、試合が中止になったことで一時期、目標を失ってしまいました。
しかし、中学三年生の時に型試合が開催されることになり、昇段審査も視野に入れて練習をしました。型試合は優勝こそできませんでしたが、上達を実感し、昇段一次審査に合格することが出来ました。

三ケ月後にある二次審査に向けて体力トレーニングやランニング、打ち込みなどを家でもしました。組手審査では、相手の突きなどを受けたり、返したりすることが出来ず、一方的に攻撃されてしまう形で終わってしまいました。結果は仮合格で再審査となりました。先生から組手の動画を見せてもらいました。客観的に見ると、自分から、体勢を崩してしまっている場面が何度もありました。そこから私の課題は精神的に強くなると同時に足さばきなどを上手く使えるようになることだと分かりました。

それからは、先生から稽古で教えていただいたことを家でも練習し、段々と普段の稽古で上手に出来るようになり自信に繋がりました。短時間で精神面と技術面で成長することが出来、いざ審査に挑みました。
組手審査では前回とは違って、強い気持ちを持った状態で最後まで挑むことが出来ました。落ち着いて組手をすることは出来ませんでしたが、積極的に攻めたり足さばきを使う組手が出来ました。一週間後の結果発表では合格でした。「努力は必ず報われる」昇段を目指し始めてからの一年間は本当にあっという間でした。

昇段審査は自分自身との闘いなのだと思いました。これからは多くの後輩に憧れられる存在になるとともに、後輩の成長を手助けできる先輩になれるように日々精進します。
私が昇段で来たのも家族、先生方、道場の仲間のおかげです。周りの人の支えがあったおかげで七年間辛いことがあっても空手を続けることが出来ました。改めて感謝したいです。そして、空手を通じて学んだ強い気持ちの保ち方や礼儀作法などは日々の生活でも活かしていきたいです。