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日本武道人育成会 極真会館岡山県本部

昇段レポート

林口絢香(南方)

入会年月日:2014.09.20
昇段年月日:2023.12.10
5歳の時に入会。とてもハキハキしゃべる子で、幼年とは思えないくらいしっかりしていました。橙帯には幼時で昇級。審査前では学科や技の内容を熱心に聞いてきたのを覚えています。稽古には南方少年部の2部を中心に参加。笑い声がよく響き道場の雰囲気を明るくしくれています。後輩の指導を頼んだ時も、教え方が的確で自分が伝えてほしいことをすべて伝えてくれていました。

これからも学生の女子部のリーダー的存在で後輩達を導いてくれるものと期待しています。

 

私は兄が習い事を始めたタイミングで5歳の時に空手を始めました。最初のころは周りの道場生を見て見様見真似で稽古に参加していました。最初の試合は6歳のころの組手の県大会でした。勝ってみたいという気持ちもありましたが、怖い嫌だいう気持ちの方が大きかったです。試合に出る前の日などに先生や親に「やりたくない」と泣きながら訴えたことはすごく思い出に残っています。

そして、だんだんと空手から遠ざかるようになってしまい、審査は受けていましたが、試合にはほとんど出場しませんでした。ですが、帯が上がるごとに勝ってみたい自分の実力を知りたいと思うようになりました。そこで、型試合に出場した時に初めて優勝することが出来ました。当時はまだ少年部での稽古のみだったのですごくびっくりしたことを覚えています。

そこから中学生になり本格的に空手をするようになりました。一般部に積極的に参加して、先輩や先生方に多くのご指導をいただきました。さらにレベルアップ講習会や試合にたくさん参加しました。自分の実力に合った練習ができたり、自分の良かったところや悪かったところをしっかりと向き合えたりと大きな学びとなりました。

中学一年生の冬ころに一次審査の話になりましたが、受けませんでした。私自身、黒帯はずっと取りたかったのですが、それ以上に自分の型のレベルが達していないと感じました。家族にも相談して、しっかりと練習を積んでから受けようということになりました。そこから長年通っていなかった道場の稽古にも参加するようになりました。それと同時にたくさんの方と出会い一つずつ丁寧に教えてくださいました。

一次審査では十分練習してきたこともありリラックスしていましたが、型の途中でバランスを崩してしまい、(やり直しをしたことが)悔しかったです。この悔しさをバネに二次審査は自分の納得いく審査にしようと決めました。そして三か月間、組手の時の自分のフォームや姿勢を動画で撮影して何度も見直したりご指導をいただいたりしながら組手(自分)と向き合いました。

二次審査の当日はしっかりと自信をもってスムーズに動くことが出来ました。また今まで自分が習ってきたことが無駄ではなかったと強く思えました。今回、私が昇段することができたのも何度も教えてくださった先生方や動画を撮ってくれた先輩方、毎週何日も送り迎えをしてくれた家族のおかげです。いままで支えてくださったすべての方々に感謝をし、自分をさらに高めながら、自分なりの恩返しをしてきたいと思います。