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日本武道人育成会 極真会館岡山県本部

昇段レポート

髙井敦司(南方)

入年月日:2008.01.19

昇段年月日:2023.12.10

 

4歳の時、お兄さんに続いて入会。当時は人の話を理解するのが難しかった様子で、同じ注意を何度もされていました。小学生の高学年になると試合や合宿等のイベントに積極的に参加。その頃には理解や判断力が培われ、道場の雰囲気を明るくしてくれていました。現在は、大学生となり、津高道場と南方道場で子供達の補助指導をしてくれています。今後も有段者として学生の後輩達の良い見本として精進してくれるもみのと期待しています。

 

私は四歳の時に入会しました。幼かったので自分から「やりたい」と言ってたことすら覚えておらず小学生の間は学校のように行くのが当たり前という感じで、稽古に通っていました。坦々と続けていましたが、痛いことやしんどい事が嫌という理由で審査や試合にも出なかったので父から「もっと積極的になれ」と注されることが多々ありました。

小学生の高学年から中学生になるくらいに道場で友人が出来ました。その友人と会えるのは稽古の場だけだったので、稽古に行くのが楽しみになってきました。その友人は組手が強かったので、自分も負けたくないと思い体力トレーニングなどの自主トレをするようになりました。この頃、友人の影響で試合に出たこともありますが、勝つことも出来ず、苦手意識を感じるばかりの結果となりました。

月日はたち、高校生の頃には茶帯に昇級しました。今までと同じようにやっていれば昇段も出来ると思っていましたが、昇段をしていく先輩方は何か月も前から準備をし、受審し、合格するというのを間近で見ていると、私にはそこまでは出来ない、昇段は無理ではないかと半ば諦めたまま稽古をするようになりました。

大学生になり稽古の中で自分が上達していることを実感する出来事があり、空手が楽しいと感じると同時に昇段したいと考えるようになりました。そして稽古時間を確保して稽古の前にウエイトトレーニングをするようになりました。
それでも自分にはまだ努力が足りないからと審査を受ける決断が出来なかったときに中川師範に「受けられるレベルなんだから受けてみればいい」と言われ「まだ足りないから受けない」という考えから「受けてると決めてから考えよう」と審査を受けることになりました。

一次審査では落ち着いた状態で受けることができ、思った通りに体が動き、これまでの中で一番だと思える型が出来ました。二次審査では、焦って力んでしまい、思ったように体が動かず、途中で諦めてしまおうかと弱気になってしまいましたが、友人達が応援してくれている声が聞こえてどれだけダメでも最後までやり切ろうと思うことができ、それが評価され、合格することができました。

今回に審査を通じて技術面でもメンタル面でも至らない点があること、また、そんな中でも最後まで支えてくれる先生方や仲間に恵まれていることに気づかされました。この結果は自分と関わってくれた人の尽力があってこそだということを忘れず、その人たちに胸を張れるような自分であれるよう日々努力精進していこうと思います。